ウール素材
今回は、「ウール」について紹介したいと思います。
「ウール」とは羊の毛(羊毛)ことをいい、動物繊維の一種です。
一般的には羊の毛を指しますが、アンゴラやアルパカ、ラクダの毛も「ウール」というようです。
ちなみに、羊の毛で出来た糸を「毛糸」といいます。
「ウール」の利点は、保湿性と保温性が高く、シワになりにくいのが特長です!
また他の繊維と比べて燃えにくく、抗菌・消臭機能があるそうです。
逆に「ウール」の欠点は、引っ張りや摩擦に弱く、洗うと縮みます。
人によっては肌触りがチクチク感じる人もいるので、洋服類を作る場合は事前にチクチク度合いを確認してから布をお選びください。
「ウール」の取り扱いとして、擦れたり、アイロンを強く当てることで毛がねてしまい布が光る事がありますので、アイロンをかける際は必ず当て布をして優しくかけてくださいね。
上記で示したように「ウール」は縮むという特性がありますので、購入後は地直しが必要です。
ここで注意したいのは、「ウール」の地直しは一般的に行う「水通し」の地直し方法とは異なります。
基本ウールの地直しは、水に通さず生地全体に霧吹きをして湿らせ、大きなビニール袋に入れ、水分が蒸発しないように袋の口を閉じ1~2時間置きます。
生地を取り出したら、当て布をしてスチームアイロンで布目を整えます。アイロンの温度は低温~中温が適温。
ウールの生地にも薄手~厚手と種類がたくさんありますので、厚手のウールの場合は表面、裏面と両面に霧吹きをかけると、まんべんなく湿らすことができますよ。
スチームアイロン後は、生地目が歪まないように気をつけて影干ししてください。
ウール素材は60番の普通地用の糸を使います。ミシン針は11号~14号をお使いください。
今回私が購入した「ウール」はカット売りで35cm×25cmで税込価格1058円でした。
生地原産国は英国でウール100%の表示がありましたが、たった35cm×25cmのサイズで1058円ですよ(+_+)
やっぱり「ウール」は高級品ですね(^_^;)
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