甚平の作り方 その1
2016/07/20 コメント : 4
幼児じんべいの型紙紹介に始まり、甚平の型紙の取り方、甚平の作り方(裁断)、甚平の作り方(パンツ編)と連日記事にして参りましたが、いよいよ甚平の上着の製作に入ります!!
お待たせ致しました♫
上着の作り方手順に関しては、記事数が増えると思いますが、より詳しくお伝え出来るように丁寧に説明していきたいと思いますので最後までお付き合い頂けると嬉しいです(*^_^*)
では幼児じんべいの型紙に同封されております作り方の説明書と平行して進めていきますね!
手元に市販の説明書がなくてももちろん大丈夫です!
また市販の型紙をお使いでなくても、自分でパターンを引かれる方、もしくはネットで型紙をダウンロードされる方、裁縫本の付属の型紙を使われる方、どんな方法でも作り方は同じですので、わざわざ市販の型紙を準備しなくてはいけないわけではありません(^_-)-☆
生地を裁断後、縫製に入る前に行う工程が数点あります!
まずは生地に”しるし”を付ける工程です。
ひも付け位置や袖付け止まり、スリット止まり、肩線の位置など、チャコペンや消えるマーカーなどを使ってしるしを書き込んでおきます。
このしるしは縫い合わせる時にとても大切な役目をします。
チャコペーパーを使ってしるしを付ける場合は、ルレットを用いると便利です。
次に、生地の布端にジグザグ縫いまたはロックミシンをかけて始末をしておきます。
2枚重ねた状態で布の端を始末する箇所もありますので、そこは縫い進めながら途中で始末していきます。
なので最初の段階で始末をしておく箇所は、
・袖の付け根部分(肩側)
・身頃の脇線
この左右2箇所です。
①前・後ろ身頃 ×2枚
②衿 1枚
③袖 ×2枚
④ポケット 1枚
⑤ひも ×4本
⑥パンツ ×2枚
全てのパーツが揃っているかも確認してくださいヽ(^o^)丿
甚平の作り方 その1
1.ポケットを付ける
ポケットは、上に3cm左右と底に1cmずつ縫い代を付けていますので、出来上がり線で折ってアイロンで型をつけます。
3cmのところの出来上がり線でまず折り、そのあと布端を内側に折り込んで
三つ折にして、折り端にミシンステッチをかけます。
上部にミシンステッチをかけたら、左右と底を出来上がり線で折り
製図で示すポケット位置に合わせて置き、ポケットを縫い付けます。
※ポケットを付ける場所は左身頃です!!
女の子用はポケットの底を丸くしても可愛らしい仕上がりになりますよね♡
丸ポケットの作り方はこちらを参考にされてください。
⇒(丸ポケットのカーブの縫い方)
2.後ろ中心を縫う
前・後ろ身頃の生地2枚を、中表になるように後ろ中心で合わせて出来上がり線で縫います。
後ろ中心を縫い閉じたら、2枚一緒に縫い代にジクザク縫いまたはロックミシンをかけ端の始末をして、
縫い代を左後ろ身頃側に倒します。
3.裾と前端・袖口の始末をする
裾の布端、前身頃の布端、袖口の布端のしまつをします。
まず背中側の裾から。
裾には3cmの縫い代を付けていますので、最初に1cmの折り目をつけ、そこから更に2cm折り込んでアイロンでしっかりと型をつけます。
折り目の際にミシンステッチをかけます。
次に、前身頃の裾。ここも背中側と同様3cmの縫い代を付けていますので、
1cmの折り目を付け、更に2cm折り込み、折り目の際にミシンステッチをかけます。
裾を縫った後に、前身頃の前端をこちらは2cmの縫い代を付けていますので2cmの出来上がり線でまず折り、それから布端を内側に入れ込み、折り目の際にミシンステッチをかけます。
身頃の裾の始末が終わったら、次に袖口の始末をします。
袖口には3cmの縫い代をつけていますので、裾と同じように1cm折り込んで2cm折ってもいですし、出来上がり線で折って、布端を内側に折り込んで1.5cm幅の三つ折りにしてもどちらでもいいです。
※身頃側と袖口側を間違えないように!!袖口側の方が狭まっています!
次の工程は、袖と身頃の間にハシゴレースを挟みこむ袖付けになります。
続き⇒甚平の作り方 その2
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