お弁当袋に適した生地の選び方

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裏地付きお弁当袋の作り方

今回は「お弁当袋に適した生地の選び方」について少し書かせて頂きます♡

最近なかなか制作する時間がとれなくて、作品の作り方紹介の記事が更新できず、すみません(^_^;)

よくコメント欄にて、「どんな生地を選んだら良いですか?」と質問をいただくのですが、

確かに初めて裁縫される方は、まず生地選びから迷いますよね。

なので私なりの見解ではあるのですが、少しでも生地選びの参考になればと思い書かせて頂きます。

まず入園グッズや入学グッズで、ほぼ必ず準備しなければいけない「お弁当袋」や「給食袋

この作品に関して一番適している生地は「オックス生地」が向いてると思います。

よく入園、入学間近のシーズンになると「入園グッズ手作り特設会場」的なコーナーを設ける手芸屋さんが多いのですが、そこに並べられている生地を選べばほぼ間違いなく、しっくりといい感じに仕上がります。

お子様好みのキャラクター柄の生地はほとんど「オックス生地」が多いです。時々ブロードもありますが・・・

オックス生地のいいところは、たて糸・よこ糸ともに2本ずつ揃えて織った平織りの生地のため、すごく丈夫なんです。

また肌触りも良く、適度な厚みがあり、巾着などもキレイな形に仕上がります。

そして、シワになりにくい!という利点がありますので、お弁当袋やランチョンマット向きなんです。

シワになりにくい!と言っても、シワが寄らないわけではないので、オックス生地で作ったら洗濯後のアイロン掛けが必要ない!というわけではありません(^_^;)

でも他の素材の生地に比べるとシワになりにくいので、アイロン掛けもすぐシワが伸びて掛けやすいです!洗濯後にパンパンパン!!って叩いてシワを伸ばして干したらアイロン掛けしなくても使えますよ(^_^)

オックス生地で作ると生地の質感、手触りなどからオールシーズン使えるので、やはり私のオススメはオックス生地ですが、「起毛ネル」や「やや薄手のデニム地」「麻キャンパス地」「ラミネート加工の生地」などで作るのも面白いです。

作品を手作りするにあたって、これはダメ!これは無理!なんてことはないんです。

どんな布でも形になります。でも耐久性や機能性を重視すると、使われる生地は限られてきます。

形になっても、繰り返し使えないなら意味がないですもんね!

でも例えば、お花の花瓶の下におしゃれなマットを敷きたい!布を壁に飾りたい!など、作ったあとに固定してしまうものであれば、インスピレーションで気に入った生地を使うのが一番いいです!

それが手作りの魅力ですから(*^_^*)

お子様用のグッズであれば耐久性や機能性を重視すべきなので、それをクリアする生地選びが必要になります。

ラミネート加工の生地に関しては、ランチョンマットは作れますが巾着は作れません。なぜならラミネート生地はギャザーが寄せれないからです(-_-;)

ラミネート生地でお弁当袋を作るのであれば、箱型タイプで取り出し口をマジックテープにするなど、作り方の工夫が必要です。

「やや薄手のデニム地」「麻キャンパス地」に関してはランチョンマット、巾着共に作れますが、厚めの生地を選んでしまうと固くて、お子さんの力では巾着が絞れません(ToT)

なので「ソフトデニム」くらいがオススメです。

また「ジュート(麻袋)」などで作ったランチョンマットはアジアンテイストな仕上がりになり、素敵ですよね♡

「起毛ネル(ネルシャツなどに使われる生地)」に関しては、起毛してるので、冬場に使う分には暖かみがあって素敵なランチョンマットですが、夏場には不似合いですよね(^_^;)

そう考えると、やはり「オックス生地」は、柄、色、デザイン共に豊富で選びやすいです。

そして縫いやすいですしね(^_-)-☆

お弁当袋や給食袋など、中に物を入れて持ち運ぶ巾着タイプを作るのに適さない生地は、私的にはですが「ガーゼ生地」はオススメ出来ません。

なぜかというと、ガーゼ生地は織り目が緩いんですね。糸と糸の撚りが甘いので生地自体も軽く、それがガーゼ生地の特徴でもあるのですが・・・

市販では「ダブルガーゼ生地」という名前で販売されてる商品がほとんどで、ガーゼ生地が2枚に重ねて織られた生地で、肌触りが柔らかく、そして吸水性に優れていますので、赤ちゃんのスタイやよだれ拭き、洋服には適した生地なんです。

でも織り目が緩いため、縫ったところに負荷がかかると針穴から裂けて破れてしまうことがあります。

ガーゼ素材に関する記事は過去に更新していますので、コチラを見て頂けるとより分かりやすいかと思います。
(⇒ガーゼ素材について

なので「ガーゼ生地」に関しては不向きかな〜なんて思います。不向きなだけで使えないわけではないんですよ。

もしガーゼ生地で巾着を作りたいのであれば、縫い代を多めにとる!とか、縫い代部分を「折り伏せ縫い」や「袋縫い」するなどの工夫をするだけで強度はアップします。

赤ちゃんグッズは特にガーゼ生地を使った可愛い作品がたくさん市販で販売されていますので、いろいろ工夫しながら作っていくのも楽しみのひとつですね♡

今回は文字だらけの記事になってしまいましたが、少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。

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