実物大型紙を写す方法(ハトロン紙の使い方)

      2016/05/07  コメント : 6 

キッズパンツ型紙

前回の記事で「ハトロン紙」について書かせて頂いたのですが、今回はそのハトロン紙の使い方!といいますか、実物大型紙を写す方法について紹介したいと思います。

本屋さんで販売されてる洋裁の本には、本の裏表紙に付録で実物大型紙がついてることが多々あると思うのですが、この実物大型紙をどうやって型紙にすればいいんだろう?と悩まれるかたもいるのでは?と思い今回記事にしてみました(*^_^*)

付録の実物大型紙を使えば、本に載ってる作品と同じモノが作れる!!と期待してしまいますが、実際のところ説明が簡単すぎたり、この実物大型紙をどう使ったらいいのかわからず(=_=;)本自体を放置。。。なんてこともあるのでは(^_^;)

本の付録として付いている実物大型紙ですが、これらの付録の型紙は直接はさみでカットして使うものではなく、一度別の紙(ハトロン紙)に写して、そしてその写した型紙に更に縫い代を付けて初めて型紙として使えます。

本に書かれてる寸法は実物の大きさのサイズが書かれていますので、小物でも帽子でも洋服でも、全てに縫い代を付け足す必要があります。

小さなポーチなどの小物であれば、コピー用紙や、トレーシングペーパーなどを使ってもいいですが、作るものが大きくなればなるほど写す紙のサイズも大きい必要があるのです。

そこで大活躍するのがハトロン紙というわけです(*^_^*)

ハトロン紙

ハトロン紙はいろんなサイズで販売されてますが、一般的には大判サイズが多く77cm×108cmほどのサイズです。

一枚一枚折りたたまれたタイプのものや、重ねてロール状に巻かれたもの。様々なので使う用途に合わせて選択してください。

ハトロン紙の優れているところは、透けるのに丈夫なところです!!

トレーシングペーパーほどは透けませんが、でも実物大型紙を写すのには十分です。

まず実物大型紙を開いて、写したい型紙に色付きのペンなどでなぞって印を付けます。

印付け

この工程は無くてもいいのですが、実物大型紙は開いたら分かるようにたくさんの製図が重なって書き込まれており、ごちゃごちゃしてるんですね(=_=;)

製図

お子さん用の洋裁本でしたら、100〜150サイズなどでサイズ展開していて、線が数本並んでたりします。

jitubutudaikatagami03

この線をハトロン紙に写していくのですが、ハトロン紙を重ねる前はこの線だ!ってわかっていても実際にハトロン紙を重ねるとどれがどの線だかこんがらがってしまうんですよね(^_^;)

写す前

線を一本写し間違えただけでサイズが狂ってしまうので、間違いなく写し取ることが重要になります。

そんな間違いをなくすために便利なのが色ペンで最初に実物大型紙本体をなぞってしまうことです。

パンツ型紙

今回はキッズパンツの110cmサイズの型紙を作ってみました。

赤えんぴつ

赤鉛筆で線を縁っておくだけでぐんと見やすくなりますよね♡

もしその型紙以外も写したい場合はペンの色を変えたり、もしくはペンでは無く色鉛筆でなぞって写し終えたら消す!という方法もいいですね♡

一手間かかってしまいますが、写す作業効率は上がるはずですヽ(^o^)丿

あと型紙を書き写す上で注意したい点は、紙を節約しようとしてギリギリに書かないこと!!

ギリギリNG

端に余裕を持って書き写してください!(ギリギリだと縫い代が書き込めません!)

書き写す

そして書き写したらすぐその型紙のパーツの名称を書き込むこと!!

パーツの名称

この名称を書き込んでおけば、実物大型紙から離してもどのパーツの型紙なのか分かります(*^_^*)

この型紙に縫い代を書き込むときは、実物大型紙を抜いて、下がまっさらの状態で縫い代を書き込んでいきます。

縫い代込み製図

実物大型紙には必ず縫い代が必要ですので、写し終えたあと、縫い代を書き足して初めて型紙として使えますヽ(^o^)丿

あとははさみでチョキチョキ切って、型紙の完成です!!

型紙

慣れるまでは面倒な作業ですが、まずはいろんな製図を書き写して慣れることからはじめてみるのもいいかもしれませんね♡

※コメント欄にてオススメ頂いた「フリクションマーカー」の記事を更新しました♡
(⇒フリクションカラーズ(水性サインペン)

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