まわしの作り方(子ども相撲用)

      2018/02/25  コメント : 12 

まわし

トイレットペーパーみたいな見た目ですが(笑)今回「まわし」というものを作ってみましたヽ(^o^)丿

お友達のお子さんが通う小学校では、学校行事として子ども相撲があるそうなのですが、生徒ひとりひとり自分用の「まわし」を準備するように言われたようで、今回「作れる!?」とお願いされました。

私も「まわし」は作った経験がないので、ネットで「まわしの作り方」と検索したのですが全くヒットせず(=_=;)出てくるのはプロのお相撲さんが使う「まわし」の情報ばかり。

同じ小学校のお母さんたちはどうやって準備してるのか謎であります(-_-;)

でも必要な物なので今回私なりの解釈で作ってみました!!

「まわし」と言っても、子ども相撲用のまわしなので、プロのお相撲さんが巻いてるまわしとは若干違います。

調べたところによると、幕下以下の力士のまわしは「木綿」。

そして十両(関取)以上になると「絹」のまわしになるそうです。

へぇ〜(・o・)知らなかった!!

そして驚くことに、お相撲さんのまわしは洗わないのだとか。。。

洗うことで生地がヘタってしまうからだそうです。だからといって不衛生ではなく使用後はきちんと泥を落として天日干しをすることで殺菌しているそうですよ。

素材には固めの木綿生地が使われることが多く、小・中学生用でしたら帆布11号、高校生用で帆布9号、そして一般用で帆布6号〜3号を使うようです。

※号数が下がるほど生地が厚く固くなります。

また本来のまわしの長さは

・子ども用で約3.6m(12尺)〜4.5m(15尺)
・高校生用で約4.5m(15尺)〜5.5m(18尺)
・大人用で約6.0m(20尺)〜6.5m(21尺)

幅は45cmほどで、ウエストの7倍〜10倍の長さが必要になるそうです。

まわしの作り方

「まわし」作りで困ってる方のお役に立てたらと思い、今回私なりの作り方を紹介してみましたが、この作り方の方法が正しい保証はありませんので、そこのところご理解の上で参考にして頂けますようよろしくお願いしますm(_ _)m

今回は小学1年生が子ども相撲大会で使う「まわし」なので、その子に合わせたサイズで作ってみました。

素材には固めの綿(帆布生地)が使われることが多いのですが、小学校配布のプリントでは特に規定がなく、腹帯(さらし)等を使ってその子にあった物を準備してください!と記載があったため今回は綿100%の「さらし」を使用。

こんな感じかなぁ〜?と見よう見まねで作ってみました。

そして巻きやすさと、厚みを出すために今回は生地を三つ折にして作ってみました。

1.さらしを三つ折にする

三つ折

さらしの巾が33cmだったので、11cmずつの三つ折に。

11cm巾

なので出来上がり巾は11cmになります。

4m

4mのさらしを端から端まで11cm巾で三つ折にしてアイロンでしっかり型をつけます。

2.端を縫い閉じる

簡単方法

布端のほつれを内側に隠すために端を縫います。

写真のように布端を約2cmほど曲げて

閉じる

三つ折に畳み直して、端を縫っていく方法と。。。

その方法とは別で、キレイに端を縫う方法を紹介します。

端の縫い閉じ方法

写真①で最初に三つ折にしてアイロンで型を付けたあと、②で三つ折りしたうちの1枚を開きます。それを写真③のように反対側に返します。

写真④の状態になるように!!

重ねて縫う

そのままの状態で横端を縫い代2cmでミシン縫いします。

縫い代を折る

縫い目から縫い代を折って

手で返す

指先で角をおさえて

ひっくり返す

ひっくり返します。

整える

そして目打ちなどを使って角の生地を整え、両方の端を仕上げていきます。

両端

3.まわりにミシンステッチをかける

まち針固定

布端の始末が済んだら、あとはまわりにミシンステッチを掛けるだけ!!さらしの耳は内側に折り込まずにそのまま縫ってOK!!

端から縫う

まち針で固定して、先ほど縫い閉じた端からステッチをスタートさせます。

サイド

縫う距離が長いので、途中で生地が撚れてしまわないように、ゆっくりと慎重に縫っていってください。

11cm×400cm

11cm巾×長さ400cmのまわしの周囲をぐるり一周ミシンステッチかけてくださいね!

4.仕上げアイロンで糊付け

のり付け

「まわし」として使うには生地が若干弱いので、最後の仕上げアイロンの時に「糊付けキーピング」で生地に張りをもたせました。

張り

それでもやっぱり帆布に比べると柔らかいですがね。

生地が柔らかい方が、巻きやすく体にフィットする感がありますが、実際に相撲をとったら「まわし」が緩んでしまうのかなぁ。

そして「まわし」をとられた時に、食い込みやすい(・・;)?

考えれば考えるほど心配にはなりますが、もし使いづらいようなら帆布で作り替えが必要かな。

でも一般家庭で、厚手の帆布を使って本格的な「まわし」を作るのは、やはり難しいと思います。

帆布という生地は厚みがあって硬いので、家庭用ミシンでは歯がたたないのでは(・・;)と思うわけですよね。。。

小・中学生用の11号帆布なら、ぎり大丈夫かな?

帆布は11号から1号までの規格があり、号数が小さくなればなるほど生地が厚くかたくなりますので、工業用ミシンを使用している私も厚手の帆布生地の作品を作るときは針折れに慎重になります。

というわけで、販売されてる「まわし」を調べてみたところ、

実は相撲用の「まわし」、売ってるみたいなんですよ(^_^;)ははは。

こちらは小学生用の「まわし」の通販サイトです。

お値段はそこそこしますが、強度と耐久性、そして締まりを重視するのであれば既成品を購入するのが一番の近道なのかなって思います。

サイズによって生地の厚みも長さも値段も違いますので、注文の際はサイズを間違えないように選んでくださいね。

ちなみに今回は「11号帆布生地使用の品番SI36」つまり45cm巾の長さ3.6mの小学生用の「まわし」を載せてます。

とりあえず「さらし」を使って「まわし」を作ってはみたけれど、行事のいっかんとして使用するだけの「まわし」なら、この手作りまわしでも良いかなって思います。

本格的な子ども相撲!?なら、既成品の方がいいかもしれませんね!

この記事が誰かのお役に立てると嬉しいです。

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