しつけとは
今回は「しつけ」について説明していきたいと思います。
「しつけ」とは、ミシンで本縫いする前に、布同士がずれないように手縫いで仮止めを行うことをいいます。(しつけは、基本手縫いで行います!!)
また、しつけにはしつけ糸と呼ばれる糸を使います。(→しつけ糸)
しつけ糸は普通の手縫い糸や、ミシン糸に比べて撚りが緩いため強度が弱く、手で強く引っ張ると簡単に切れるんですよね。
なので、しつけ糸を手縫い糸代わりに使うのはNGです!!
しつけの技法を用いる場面は、布と布とを合わせる時などで、例えば洋服の身頃に袖を付ける時に「しつけ糸」であらかじめしつけておいたりします。「しつける」とは「縫う」ということですね。
そうすることでミシン縫いがしやすくなります。
水筒のカバーを作るときも、側面の布と底の布とを合わせる時にまち針で押さえるとミシン縫いしにくいので、しつけ糸で側面と底布を合わせて縫って、それからミシンを使って本縫いします。
では「しつけ」のやり方について説明していきますね。
しつけのやり方
しつけ糸は、しつけをしたい布の長さより長めに準備してください。
出来上がり線より内側つまり縫い代側にしつけをしていきます。
出来上がり線より、外側だと後で布に針目が残ってしまうことがありますので、できるだけ縫い代側よりに縫います。
また出来上がり線ギリギリにしつけをしてしまうと、本縫いの時にしつけ糸まで縫い込んでしまって、後でしつけ糸をほどけなくなってしまうので、出来上がり線より2mmほど内側に縫ってください。
しつけをする時は玉止めはせず、最初の一針だけ返し縫いをします。
返し縫いをしたら、あとは真っ直ぐとザクザク並縫いしていきます。
しつけは一針づつ縫うと時間がかかってしまうので、並縫いのところは4~5針づつまとめて刺して糸を引っ張ると効率よく作業が進みますよ!
最後の縫い止まりも玉止めはせず、一針だけ返し縫いをして縫い止めます。
しつけは、後でほどくので丁寧に縫う必要はありません(^o^)♫
しつけをすることでミシン縫いも、仕上がり具合も全然違いますので、一手間ではありますが、大事な作品こそひとつひとつ丁寧に手順に沿って作っていってくださいね(*´∀`*)
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