接着芯の必要性
2016/02/25 コメント : 2
裁縫をする上でよく目にする「接着芯」という布。
小物や洋服などを作ろうと本を見ていると「接着芯を貼ります」と書いてあることが多いと思います。
指示通り貼った方がいいのか。。。それとも分厚い生地だし貼らなくてもいいのか。。。なんて迷われる方も多いのではないでしょうか?
そもそも接着芯という物は、生地の裏側に貼るもので表からは見えない場所、つまり強度が欲しい部分だけにピンポイントで貼ったりするものなのですが、貼った方がいいか、貼らないほうがいいかは生地の厚みも関係してきます。
お子さまの入園グッズや入学グッズを作るにあたって、準備する様々な用品。
上靴入れや体操着入れ、図書バッグなどはキルティング生地を選ぶ事が多いですし、お弁当袋やランチョンマット、コップ入れ巾着などはオックス生地を使う事が多いですよね(*^_^*)
この手の作品を作る時は、私自身は接着芯を使いません。
キルティング生地は生地と生地の間に綿が挟まっていて、尚且つ格子状にステッチの入ったものが多いので生地自体はとても丈夫です。
またオックス生地も適度な厚みと張りがあり、接着芯なしでも十分丈夫な生地と言えます。
もちろん貼ってもいいんですよ~(^o^)♫
接着芯を貼ることで生地がクタクタになるのを防いでくれますし、出来上がりのシルエットもキレイです♡
なので貼るか貼らないかはお好みで大丈夫かと思います(^_^;)
作り方の本の指示通り必ずしも貼らなくてはいけないものでもありません。
接着芯の役割は、布の強度を強める以外にも、内側から生地を支えることで布自体に張りを持たせて、キレイなシルエットを保ってくれます。
また接着芯に付着しているノリで布を固定させるので、型崩れを防ぎます。綿は水洗いで縮んでしまいますが、接着芯を貼っていたら洗濯しても型崩れしにくいです。
生地の伸びや布端のほつれを防いだり、芯地を貼ることで縫いやすくなったりもします。
ただ布の素材や性質、厚みに合わせて接着芯を選ばないと、薄手の素材に厚手の芯地や固い芯地を貼ると、生地の表に響いてしまい残念なことになります。
なので生地の種類に合わせて、その生地に合った厚みの接着芯を選ぶことが必要です。接着芯の選び方で作品の出来上がりも左右されますので(*^_^*)
洋服の見返し部分や襟ぐり、ポケット口、そしてバッグや小物を作るときには必要な材料と言えます!
この写真は製作中のキャラメルポーチの生地の一部です。
キャラメルポーチのようにころんと丸い張りを持たせたい小物には接着芯は必須です。
接着芯なしで作ると生地の重みで潰れてしまいキャラメル型がキレイになりません!
以前はキャラメルポーチと表記してましたが訂正して(⇒ボストン型ミニポーチの作り方)
また逆に張りを持たせたくないバッグ、例えばクルクルクルと丸めて持ち歩きたいエコバッグやなどには必要ないですし、帆布などのように織りがしっかり詰まっていて生地も固く厚みのある生地にも接着芯は必要ないかもしれませんね。
私も専門家ではないので(^_^;)あくまでも私個人の意見なんですが、裁縫をする上で少しでも参考になれたら嬉しいです。
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